サイクリング日記(H19~H24)

mixiで書いていたサイクリングの日記です。

2チャンネルでは知る人ぞ知る、キャノンボール初級編。

金曜日から土曜日の夜にかけてのレポートです。

今回のコースは、以下のとおりです。
 
以下レポートです。長文注意です。

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木曜日の夕方、なんか熱っぽい。

折角風邪を治したのに、3日連続のマラソン練習でぶり返したのか。

金曜日の起床時。うん、体調は良い。よし、今日はキャノンボールを決行しよう。

念のため、昼前に熱を測ってみると、36.8℃。

平熱より1℃高い。体調が良いのに、なぜ?

体温計が故障したのか?

逡巡していると、カミさんが一言。

「行ってくれば。ダメなら途中から電車で帰ってくればいいし。」

この言葉で踏ん切りがついた。

まずは、島忠に買い物。箱根峠で雪が降られることを想定し、作業用のゴムびきの手袋、ナイトラン用反射ベスト、反射テープ、アルカリ乾電池。

反射ベストや反射テープは、2チャンネルで仕入れた情報。バックライトより遙かに明るく、ドライバーからの視認性が高いとのこと。

反射テープをヘルメットの後ろの部分にベタベタと貼り、ライトの乾電池を新品のものに交換。

準備を整えた後、軽い食事をして、いざ出発。まずは東京駅まで自走する。

名古屋には新幹線で向かうが、ひかり号は自由席が5両、のぞみ号は3両。なので、18時33分のひかり号に乗るつもりだった。

早めに東京駅に着いたので、念のため、前に出るのぞみ号を確認してみる。

のぞみ号の止まっている、16番、17番ホームに行ってみると、18:20発のぞみ号、18:23発のぞみ号が停車していた。なぜか3分間隔で。
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しかも、自由席には並んでいる人がせいぜい7~8人。三連休初日の夜だから、当然か。

18:20発は清掃中で、18:23発は既に乗れる状態だったので、18:23発の3号車の一番後ろの席をキープ。

自転車を置くには、一番後ろの席がベストだから。

キャノンボール出発前の食料として、おにぎり2個とドーナツを買う。
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このおにぎり、JR東海の関連会社の製品だけど、コンビニで売っているおにぎりよりも香ばしく、美味しい。良い発見をした。

前置きが長すぎた。

キャノンボールのスタートは20時45分。
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服装は、寒さ対策として、上がマラソンTシャツ、自転車用長袖ジャージ、フリースベスト、ウィンドブレーカー、反射ベスト、スキーで使用しているホーマック製手袋。

下が、マラソン用タイツ、夏用レーパン、マラソン用ウィンドパンツ、靴下2枚履きでシューズカバーは無し。

ライトは、町中は街路灯があり明るいので、キャットアイとフジキンの2灯体制でいく。

風は、あらかじめ調べておいたとおり追い風だが、少々弱い。背中を押してくれるぐらいの風が欲しかったが、向かい風よりいいだろう。

幹線道路を進むが、交差点毎に左折レーンがあり、交差点通過時の後方確認がめんどくさい。

30分程度走ったところで、コンビニでトイレをすませ、アクエリアスと野菜ジュースを買い、上着を脱ぐ。

さすがに重装備すぎたので、フリースベストを脱ぐことにした。

淡々と走っていて、信号で止まって何気なく地名を確認すると、そこは桶狭間。

夜だからよくわからないが、ゆるやかな丘陵地帯。もうちょっと山だと思っていたが、勝手な思い込みは良くないな。

そして、2回目の補給。

あらかじめ調べておいた、本宿手前のローソン。

(名電山中駅付近49km地点:23時25分)

今回は、グロスアベレージ20km/hを目標にしていて2時間毎に休憩を取る予定でいたので、ここは約50km地点にあたる。

肉まん、ジャムパン、あんパンと、しっかりと食べる。

小さな峠を越えると、幟がバタバタはためいている。ようやく強い追い風となった。

しかし、平坦地になると、弱い風に戻ってしまう。残念。

この辺りから、右足だけ寒さで感覚がなくなってくる。左足が正常な理由は、ストップのたびに左足を地面に着くことに気づいた。

それ以来、停止時に右足を地面に着くと、感覚は元に戻る。ふー良かった。

2時間以上も走ると、だんだん疲れてきて、景色も楽しめないので、ペースが落ちる。

そして、たまたま止まった交差点で地名を確認すると、そこは岩屋。

そう、県道3号に分かれる地点である。

その分岐点の手前にあるのが、今回のチャレンジにふさわしい、ボウリング場の「キャノンボール」!
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県道3号に進むと、途端に暗くなったので、3灯体制に移行。

スーパーファイヤーSF-333XXにスイッチオン!

明るい!すごく安心して走れる!

ここで、心身にもスイッチが入った。

しばらく行くと、静岡県との県境。愛知県、クリア。
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JRの新所原駅の踏切を渡るところでちょっと迷ったが、タイムロスはせいぜい数分程度。

そして、次の補給ポイント新居関所跡近くのファミリーマートの到着。20km/hを切っているが、まあこんなもんだろう。

(新居駅付近91km地点:1時45分)

浜松バイパスに入ると強い追い風。後で確認すると西風4~5m。

今回は、浜松~静岡のバイパス地獄を避けるため、御前崎ルートを取ることにした。

R150に入るルートを地図で確認したがよくわからず、標識に従って進んで橋を渡りきったところに料金所があった。

R150バイパスの有料道路の遠州大橋だったのだ。

ヤバッ。料金所には人がいない。料金表を確認したら、軽車両10円となっている。

ふー、大丈夫だった。

標識に導かれ、R150本線に復帰する。

ここからは追い風に恵まれるが、暗いし変化がなく、退屈。

調子もまずまずだったので、休憩地点を御前崎市街にしようかとも思ったが、予定どおり、ミニストップで補給することにする。

(掛川市大淵ミニストップ134km地点:時分)

これは正解だった。ミニストップにはイートインコーナーがある。寒空の下で補給する必要がない。

この日の気温は約2℃なので、助かった。

御前崎中心部を外れると、なんだか臭う。と、そこには、浜岡原発があった。

なぜ臭うんだろうか、ちょっと怖い。

原発を過ぎ進路を北に取ると、風向きが向かい風気味の横風。

疲れが出てきたし、寒さが身に染みてきたので、大井川を渡るまでは本当に辛かった。1回目の試練である。

途中、何度もコンビニを見かけ、後ろ髪を引かれる思いだったが、休憩前になんとか大井川を越えたい。

ようやく大井川の橋が見えたときは、ホッとした。

が、橋に至る上り坂で、ハムストリングスが痙攣。ヤバッ。

橋を越えてからは、屋内で補給できるファミレスかミニストップを探す。

あった。イートインコーナーのあるローソン。ああ、救われた。

(焼津市下江留ローソン173km地点:6時)

身体も感じかんでいるので、これで温かい食事ができる。

カップヌードルと、おにぎりと、野菜ジュース。愛車も見えるし、安心して食事ができる。
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野菜ジュースは、痙攣防止のため、補給のたびに取っていたが、効果はあったのだろうか?

ここでは、太ももを念入りに、たたいたり、もんだりして、痙攣が収まるよう努める。

30分ほど休憩し、日の出前の薄明るい中をリスタートする。

やはり、温かい食事は身体を回復させる。気力も戻ってきた。

大崩海岸の上りは、標高差100m程度の上りだったが、苦もなく越える。

途中、富士山が見えたので、写真を撮っていたら、サイクリストが挨拶し通過していった。

上下のウィンドブレーカーに、小さなリュックの出で立ち。しかもこんな早朝に。

もしかして、この人もキャノンボール?とか、想像する。

下りきったところには、富士山の絶景ポイント。
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この後は、当初、ストップ&ゴーの少ない海岸沿いを進む予定だったが、出発直前に静岡市内ルートもプリントし、風向き等で判断する予定だった。

結局、走行距離を少しでも減らすため、静岡市内ルートを取ることにする。

通勤の時間帯なので、ちょっと心配だったが、信号ストップも少なく意外と走りやすい。良いコース選択だった。

この頃から、日差しで暖かく感じるようになってきたので、予定にはなかったが、静岡中心部を過ぎたところでコンビニ休憩を取り、上の反射ベストと下のウィンドパンツを脱ぐ。

(古庄駅付近201km地点:8時15分)

リスタートしてみたら、走りやすいこと、この上ない。ウィンドパンツは、脚の引き上げで抵抗になっていたみたいだ。

暖かいし、脚の調子も良くなってきたので、オプションコースとして、薩堆峠(さった峠)に寄り道をしていく。

みかん山。
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薩堆峠の上りは、序盤は緩やかだけど、後半激坂になる。脚に疲れが溜まってきたのですぐに心拍が上がり、一度足を着いてしまう。

到着した薩堆峠は、期待どおりの絶景だった。
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絶景をしばらく楽しんだ後、リスタートするが、やはり脚を使いすぎたみたいだ。

下りきった由比の宿場町以降、次の補給点まで、ずっと脚が重かった。

このため、富士川手前のローソンで補給をする。

(蒲原東IC付近ローソン228km地点:10時15分)

富士川は、富士由比バイパスの歩道を行く。

ここも富士山の絶景ポイント。カメラを構える前に新幹線が通過してしまう。待っているのはもったいないので、すぐに写真を撮って走り出す。
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吉原付近の迂回ルートも迷わず通り、次の補給ポイント箱根峠の麓のローソンを目指す。

途中、沼津から三島は、渋滞が激しくて走りにくく結構疲れたが、ようやくローソンに到着。

(三島市箱根峠麓ローソン259km地点:12時10分)

これから本格的な峠道が始まるというのに、かなり疲れている。

ここでも脚をもんだり、たたいたりしたが、効き目が薄れてきた。

リスタートしたものの、箱根峠はとにかく遠かった。

1回目の登坂車線では、もうギリギリ状態だったが、サイスポの岩田編集長が、大阪→東京をしたときに峠まで足つき無しだったので、「50台のオヤジに負けてたまるか」と、何とか気力で通過する。

そこからも、行けども行けども峠に着かない。2回目の試練である。

途中、緑色の標識が見えたときは、「やったー峠だ」と思ったが、近づいてみると、それは山中城址の説明板で、がっかりする。

800m台の峠って、こんなに長かったっけ?

寒くなってくる頃、ようやく箱根峠に到着。一応タイムを計ったが、1時間29分57秒。一応90分切り。
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もう、これで長い峠はない。ここで、防寒具をフル装備し、下りに備える。

しかし、予想以上に寒い。握力もなくなってきているし、元箱根までは、短い下りながら、すごく長く感じた。

湖畔付近のセブン・イレブンでみそ汁を買って暖まる。でも、外なので、たいして身体が温まらない。

(元箱根セブンイレブン277km地点:14時10分)

小田原までの下りは長かった。

小田原までの所要時間が短い旧道を行くが、日陰ですごく寒いし、握力に自信がなくなってきているので、急傾斜の区間ではすごく不安だった。これが3回目の試練。

三枚橋に着いたときは、本当にホッとした。

ここからは、日向に出たい一心でとにかく小田原を目指す。

念願の小田原市内に着くと日向だったが、身体が冷え切ってしまって、ぜんぜん暖かく感じない。

ただただ、ダラダラとゆっくりペースで東に向かうが、そのうちに思考力がおとろえてきて身の危険を感じ始める。

すぐに食べられる麺類のレストランがないかなぁと、ぼんやりと考えながら走っていたら、ガストが目に入った。

コーヒーぐらいじゃ身体が温まらないな~、と思っていたら、次に吉野家が目に飛び込んできた。

(国府津吉野家300km地点:15時30分)

みそ汁と、お代わりしたい放題の温かいお茶、そして好物の牛丼。この手があった。

店に入ると、テーブル席主体の店でラッキーだった。これでくつろげる。

ポットのお茶を何杯もいただいた。

気力が戻ってきたので、店をあとにし、「東京まで頑張ろう」と気合いを入れた瞬間、1回目のトラブル発生。

前輪がパンクしていた。一気に気が萎える。

小さなガラスが刺さっていた。20分のロス。

残された距離を考えると、24時間以内で走るにはギリギリの時刻。急がないと。

大磯の先でR134に入る予定だったが、太平洋岸自転車道の案内板が目に入ったので、そちらを選択した。

これが失敗だった。

サイクリングロードに入って、数百m走っただけで、後輪がパンク。ついていない。これが4回目、最後の試練。

日も暮れていたので、西湘バイパスの街灯で作業したが、今回新調したフレームポンプの調子が悪い。

さっきの修理の時は、ちょっと不具合を感じながら修理できたが、今回はチューブに空気がうまく入らないので、パンクか所と原因を見つけられない。

このときは、リタイヤを考えた。

チューブ(パナレーサーのR-AIR)のバルブに問題があるのかと思い、スペアチューブのヴィットリアに空気を入れてみたら、問題なく空気が入った。

タイヤの裏側を探っても異物は何も感じなかったし、パンク時にすぐに空気が抜けたことを考えると、釘か何かを踏んでタイヤに残らなかったのだろうと判断し、パンク原因の特定をあきらめ修理する。

多分、30~40分のロス。

しかし、パンク修理の間に、脚が回復している。風も無風状態。

もう一度パンクしたらリタイヤすると決め、フリースベストを脱ぐ代わりに反射ベストを着て、少しでも早く走れるようウィンドパンツを脱ぎ、ゴールを目指して気合いで走る。

R134は、ところどころ渋滞しているし、その次の県道30号も渋滞が続く。藤沢は交通量が多い。

R1藤沢バイパスに合流後も同様で、しばらく渋滞の中を走る。

腹も減ってきたので、戸塚のコンビニで補給し、家に連絡を入れてひたすら日本橋を目指す。

(戸塚ファミリーマート334km地点:18時45分)

横浜までの間、サンタクロースの格好をしたバイクの珍走団が爆音で走っていった。

横浜からは、R15を選択。R1に比べると圧倒的に平坦で走りやすい。おまけに車線数も多いし、土曜日の夜のためか交通量も少ない。

あっという間に多摩川、神奈川県と東京都の県境まできた。最後の県境で感動する。
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その後も快調、とはいっても26~27km/hの巡航速度で進む。

品川付近まで来ると、東京タワーが見える。クリスマスイブだからか、いつもと違うライトアップ。写真に撮っておけば良かった。

やがて新橋駅前を過ぎ、高速道路のガード下をくぐるところまで来たところでビックサプライズ!!
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クリスマスイブの銀座ってこんなんだったの?

まるで、光の中をパレードラン。キャノンボールのゴールを祝福してくれるかのように。

思わず、涙があふれそうになった。

キャノンボールの正しいゴールの迎え方。

カルティエが入っているビルが、赤いイルミネーションで特にキレイだった。

そして、感動のゴール、日本橋に21時18分に到着。銀座に着いたときほどの感動はない。
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走行距離が381.40km、所要時間が24時間33分、ネットアベレージが21.6km/h。目標の24時間を切れなかったが、グロスのアベレージで15.5km/hなので、何とか及第点といえるだろう。

しかし、冬のキャノンボールは、もう止めよう。次にチャレンジするとしたら、日の長い、春から夏だろうな。

12月3日にマラソンの練習をしたら、結構調子が良かった反面、ヒザに痛みが出て22kmで断念した。

翌日は少し痛みがあり、練習を休んだが、その2日後から鼻水が出だし、その翌日に発熱。

この際は、現在関わっている仕事がまさに佳境を迎えており、休むこともできず、我慢して出勤した。

その週末も熱が下がらず、37.7℃の熱があるのに、日曜日はやむなく出勤。

この時は、数字ほどの具合悪さはなかったので、何とかなった。

水曜日にいたり、熱は平熱までいったん下がったが、木・金と微熱が出て、金曜日の夕方に今度こそ熱が下がる。

土曜日は晴天が期待できたので、月一の宿舎清掃をした後、急遽出かけることにした。

峠道は凍結しているだろうから、妄想していた名古屋→大阪ミニ・キャノンボールの足慣らしとして、三浦半島に行くことにした。

前置きが長くなったが、今回のコース。

出発は、準備に手間取り、10時35分。

今回は自走で三浦半島を目指す。三浦半島の外周をトレースし、江ノ島まで行くという設定。

まずは、R1の起点に向かう。
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走り出して間もないが、しばらく出てなかった不整脈、発作性上室頻拍が出る。

深呼吸をしたり、息を止めたりで何とか収まる。

今度は、ちょうど霞ヶ関の交差点で、自転車の異変に気づく。

ナイトランの予行演習として装着してきたライトのホルダーが、バーを固定する部分でネジがゆるんでいる。
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出発前に装着したばかりなのに、もう緩むの?一気にモチベーションが下がる。

手持ちのアーレンキーでネジを締めようとしたら、携帯していない3mmのサイズ。

ガ~ン!

自転車屋さんか、100円ショップを探すか。

走りを再開してすぐに、R1と環八の交差点近くのワイズロードがあることを思い出す。

ワイズロードは赤坂にあることも思いついたが、ちょっと回り道になるので、環八まで我慢することにする。

途中何度か指で増し締めし、ワイズロードに着いてみると、アーレンキーは、ばら売りでは1000円ぐらいと高い。

セットのもので500円ぐらいのがあったので、それを購入して早速増し締めする。これで大丈夫。

店員さんに聞いたところでは、来る途中の沿線に島忠があったらしく、そこで探しても良かった。

気を取り直して再開する。

子安の辺りで、R15に向かい、R15の最初のコンビニで1回目の補給。

まだ快調。

再開してまもなく、段差を乗り越えるときに、先日200円ぐらいで買ったライトがホルダーからぶっ飛び、車に踏まれて、あえなくお釈迦。

安かったし、こんなもんか。

みなとみらいの臨港パークに寄っていく。この辺は、ぼたもちさんのテリトリーだったかな。

ベイブリッジをバックになかなか良いショット。
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次は、15年ほど前に住んでいた山手地区に寄り道していく。

港の見える丘公園に上がるため、谷戸坂で立ち漕ぎすると、前ももが攣りそうになり、やばい状態。去年の年末に行った奥多摩周遊の再来を思い出す。

あの時は、2ヶ月間練習無しだったため、ひどい目にあった。

今回も病み上がりだし、自転車には2ヶ月近く乗っていない。

とりあえず、マラソン練習コースでもあった尾根沿いの絶景ポイントで記念撮影。
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本牧辺りからは結構疲れを感じ、ちょっとした緩い上りで心拍が上がってしまう。

磯子でようやく50kmだったが、100km以上走ったかのような疲れを感じる。

しかも、平地の巡航速度は28~30km/hと、まあまあ頑張っているのに、グロスで16km/hぐらいしか稼げていない。

目標は20km/hだったので、ショックも大きい。

信号ストップが多いと、こんなにも速度が落ちるのか・・・

R16はただ走っているだけで景色を楽しめないので、疲れる一方。

馬堀海岸でようやく景色が良くなったが、時間もおしているので、止まらず通過する。

観音崎に向かう緩い上りでは、通常であればグイグイ登っていける程度の坂なのに、たまりかねてインナーローまで落としてしまう始末・・・

途中で追い越したはずのローディーにも追いつかれるし、凹む・・・

補給切れを疑い、すかさず、ファミマにピットイン。

まず、トイレ。

すると、一瞬、鮮やかな血尿が出て、ドキッとする。

臨港パークの段差処理でミスってしまい、尿道を強くぶつけたのが原因だ。

パンとおにぎりで補給して、リスタート。

とにかく淡々と走る。

ようやく、津久井浜まで来たので、記念撮影。
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房総半島もすっきり見える。

津久井浜を過ぎると、ここからはアップダウンが続く。

内陸に入る最初の上り坂途中では、ももが攣り始めて、途中で止まってしまう。

日暮れも近いのに、気が焦る。
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台地まで登ると、そこは大根畑。なかなかの風景。
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日没頃に見た、雲がかかった残念な富士山。
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夕暮れの三崎港。
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三崎港から北上するが、今日一番の長い上り坂。200mぐらい登った体感があるが、実際には標高差80m。

坂が終わり下り始めたところに京急三崎口駅があり、輪行して帰る。

やはり、自転車は月に1~2回乗っていないと、疲れやすくなってしまう。

ミニ・キャノンボールを実行に移すときは、気をつけないと。

走行距離:108.61km、AVE:22.2km/h

9月18日以来のサイクリング。

10月は責任の重い仕事を任されたため、常に仕事が頭から離れず、そのためか胃が収縮し食欲が落ちた。

トレーニングは週末だけだったにもかかわらず、10月中に体重が1.5kgぐらい落ちた。

朝食前の体重が6月のピーク時に67kgもあったが、現在、62kg弱まで落ちて5kg減。

腹が相当引き締まってきて、スラックスはユルユルになった。

ようやく昨日にその仕事が一段落したので、今日は念願のサイクリングに出かけることにした。

朝にアパート周りの草刈りをして出発時間が遅くなったので、少々短めのコース。

出発は、朝の10時過ぎ。

都営新宿線の菊川駅から輪行し、京王八王子で下車。

ファミマで補給食を買って、いざ出発。

いつものように、秋川街道から武蔵五日市を経て、檜原街道に入る。

なかなか調子が良い。週末のトレーニングを続けていたためかな。

檜原村役場前の三叉路までちょうど1時間。

調子が良いので、上川乗まではアウターで行く。

上川乗の急坂でインナーに落とし、さらに快調に登る。

本当に調子が良い。

頭の中も仕事から完全にリセットされ、映画マトリックスのモーフィアスの言葉を思い出す。

「ネオ、心を解き放て!」

そんな気分。

和田、事貫、上平の急坂もクリア。

数馬の急坂も余裕を残してクリア。

そして、旧料金所に到着。三叉路からちょうど1時間。思っていたよりも速くない。
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ただ、ここからは苦しんだ。

ここまでで、だいぶ脚を使ったので、スピードが上がらない。

都民の森を通過すると若干傾斜が落ちるが、結構辛い。

サイクリングのグループに2度も抜かれた。悔しい・・・

なんとか、風張峠に到着。
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写真撮影をするため、自転車を降りた途端、左足のハムストリングスが攣る。

サイクリングのグループが近くにいたので、ちょっと赤面ものだったが、序盤のオーバーペースが原因なので、自業自得だ。

タイムは、八王子から2時間40分。

昭島に住んでいたときの家からの距離と同じぐらいだが、その時のベストタイムと同じぐらいだと思う。

風張峠は標高1000mを超えているのでさすがに寒い。気温は13℃。ウインドブレーカーを着込んで下り始める。

お気に入りの景色。
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お気に入りの景色その2。
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午後の檜原街道は街道は完全に日陰で身体が冷え切ってしまったが、浅間坂の入口の三叉路に来ると日向になっていて、立ち止まる。

よく見ると、入間白岩林道の起点だった。
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ここで、少し考えた。当初の計画では、甲武トンネル、大垂水峠を越えて高尾まで行くつもりだったが、脚が重くて自信がない。

そのため、拝島まで行って輪行で帰ることにしようと思っていたのだが、この林道、前から気になっていたので、急遽計画を変更する。

今日はこの時点で15時前なので、時間的にもちょうど良い。

林道に入るといきなりの激坂。シフトダウンが遅れたので、危うくストップするところだったが、何とか持ち直す。

ホッとしたのも束の間で、両腿の前面が攣り始めた。我慢我慢。

脚を回していると、何とか収まる。

まもなく、シャッターポイントと看板に書かれた場所に着いた。

なかなかの絶景。
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道端には、きれいな花が咲いている。
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結構上の方にも民家があり、柿が実っている。
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最後の急坂で少々苦しんだが、無事峠に到着。
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道幅が狭いので慎重に下る。

途中で見た絶景。御前山かな?
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色づいている木もあった。
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この後、道はダートに変わり、ますます慎重に下る。

やっとの事でダートを抜け、舗装路に入ってまもなく名もなき滝があった。
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舗装路を快調に下っていると、スースー音がするなぁと思っていたら、前輪が不安定になってきた。

立ち止まってみると、痛恨のパンク。

石の破片が刺さっていた。

気を取り直して、北秋川を快調に下って行く。

武蔵五日市には薄暗くなる頃、17時7分に到着する。

発車時刻を確認すると、17時21分にホリデー快速東京行きがある。

ラッキーと思ったのも束の間、慌てて輪行の身支度をする。

駅のコンビニでホットコーヒーを買い、階段を駆け上がる。発車には間に合った。

お茶の水で総武線に乗り換え、錦糸町で下車。家には19時過ぎに到着した。

今回のコースは、時間がないとき定番コースになりそう。なかなか良いコースだった。


走行距離:90.15km、AVE:20.5km、MAX:58.2km、獲得標高:1,586m

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